多読本にも賞があります Language Learners Literature Award(語学学習者文学賞)
多読用の本にも賞があります
外国にももちろん多読を推奨する団体がいくつか存在し、その中の代表格に「Extensive Reading Foundation」(ERF)というのがあります。その団体が2004年より設立したのがこの「Language Learners Literature Award」です。(通称LLLアワード)語学学習者文学賞ともいう。
THE Extensive Reading Foundation
「Language Learners Literature Award」は前年に出版された多読用の本(graded reader)に対して与えられる賞で、英語を学ぶ人々生徒や教師やタドキスト(graded readersたち)を支援し、学力の向上を後押しするために作られました。
賞のカテゴリーは5つあり、本のレベルによって分けられています。
各カテゴリーごとに、ファイナリストと受賞作が選ばれます。
1、Young Learners
2、Adolescent & Adult: Beginner
3、Adolescent & Adult: Elementary
4、Adolescent & Adult: Intermediate
5、Adolescent & Adult: Upper Intermediate & Advanced
審査方法は?
賞の審査方法ですが、まず審査員が前年に出版された本から、候補作(ファイナリスト)を3作品選びます。その本を一般に公開し、英語を学ぶ教師や生徒たちが実際に読んでみて、その感想などをウェブサイトで毎年5月から7月にかけて投票していきます。その投票を元に、審査員が最終的に受賞作を決定し、8月末に発表するという流れです。なお、選考と受賞の基準は本の全体的な質の高さと普遍的な魅力があることとなっています。
2012年度の受賞作は、Young Learnersで「Uncle Jack and the Meerkats」 Beginner部門で「Arman’s Journey」などが選ばれています。
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すでに映画の原作本や古典などは読んでしまって、次に読む本をどうしようか考えている場合には、このLLLアワードから本を選んでみても良いと思います。
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