Cambridge English Readers ケンブリッジイングリッシュリーダーズ

2013/3/19 2015/1/8 多読用本 Graded Readersについて

独自路線のケンブリッジイングリッシュリーダーズ

ＧＲの中でも異彩を放つ、ケンブリッジイングリッシュリーダーズです。ケンブリッジイングリッシュリーダーズの特徴は、なんと言っても全て書き下ろしの物語ということです。語彙や文法の制限がありながらも、魅力的なオリジナルストーリーを出版しています。

レベル・単語数別　ケンブリッジイングリッシュリーダーズ本リスト

本選びですが、各出版者ごとにレベルの数字が同じでも単語が大きく違っていたり、使われている文法などの難しさが微妙に違うので、レベルだけでは選ぶのが難しいです。一般的にはＹＬと呼ばれる単位日本独自の単位やamazonで採用されているLexile指数などが参考になります。情報がない場合は単純に総単語数（使う単語数を限定している）を基準にすればいいと思います。下記のリンク先で作品をリストにしていますので、本選びの参考にどうぞ。

ライバルのペンギンリーダーズやオックスフォードウォームズは基本的に映画のリライトや有名な古典を簡単に書き直したものがほとんどです。それに比べると、ケンブリッジイングリッシュリーダーズの本気度が伺えます。

で、かんじんの内容もわりと面白い物が多いです。メインで読んでいないので、全部がそうだとは、はっきりとは断定できませんが、言われるように現代的なテーマを多く取り入れた作品が多く、実は一番英語学習に役立つかもしれません。でも、古典読みたい人には向いてないシリーズなので、多読になれてきたら手を出していくといいと思います。現代的な読書という意味では、最も良いＧＲですね。また、レベル6は語数3800と他のＧＲには見られない難易度設定になっています。このレベル6は原書とＧＲの橋渡し的なレベルといえます。

レベル分け

startersからLevel6までの7段階のレベル分がされています。

Level		単語数	TOEIC	英検	CEFR	ESOL
	starter	250語	250点	4級	-	-
	Level1	400語	300点	4級	Ａ1	-
	level2	800語	400点	3級	Ａ２	ＫＥＴ
	Level3	1300語	450点	準２級	B1	PET
	Level4	1900語	500	2級	B1	PET
	Level5	2800語	650	準1級以上	B2	FCE
	Level6	3800語以上	800点以上	英検１級	C1	CAE