英語洋書ライフを楽しく続けるためのコツ

英語洋書ライフを楽しく続ける

洋書を楽しむためのコツについて

最近、英会話レッスンにようやく参加するようになりました。NOVAとかGAVAの本格的な駅前留学とかではないのですが、外国人が来るインド料理屋にレッスンを受けに言っています。それで思うのですが、本が大好きな私でも英会話教室の楽しさは一人でやっている多読学習よりも、格別に面白いです。知ったことを即使えるというのは、どんどんうまくなるスポーツのようで、やりがいがあり、ものすごくエネルギーが沸いてきます。

参加しながら、私はもともと本を読むのが好きなため、英語の多読自体は全く苦痛ではなかったのですが、あまり本が好きでなくて、英語をやるのは、人と会話したいからなんですというような人にしてみれば、洋書を毎日読むのは結構苦労するんじゃないかなと思えました。

そこで、英語洋書を、特に多読中の人が学習を続けられることができるように、わたしがやっていたコツを伝授したいと思います。

気持ち(モチベーションの部分)

1.ひとりでやり続けるのに慣れる

これは、多読仲間をつくっても同じなんですが、どうしても同じ英語レベルの人と意気投合という状態には出会えません。必ず力の差があります。また本を読んでいても、内容をバラすわけにはいかないので、面白かったよという紹介どまりです。それゆえ何とか一人で読み続けるのに慣れないといけません。一番有効だと私が思うのは、読書記録をつけることでした。読んだ本と簡単な感想と語数ですね。私は別に多読は苦痛ではなかったのですが、手帳で記録だけはつけてました。最近じゃあ、記録手帳つき やさしい多読・多聴最新ガイド (学研ムック 英語耳&英語舌シリーズ12)なんていう記録手帳のある本もあります。

2、電車で広げて陶酔感を得る。

イギリスに行ったことがあるのですが、ロンドンのメトロで「Breakfast at Tiffany’s
」を読んでいる,20歳ぐらいのめちゃ美人の学生さんに出会いました。ポールに寄りかかってブルーの表紙をかざして立っていました。その姿があまりにも絵になりすぎて、まさしくホリー・ゴライトリー!か!なんて、うっかり惚れそうになったぐらいです。ですので、もしあなたがそういうスタイルで電車で読んでいたら、まわりにいる人々はそんな風にあなたのことを見ているかもしれません。だから見せつけてカッコいいー素敵ー、と思われてください。ペーパーバックにカバーをつけるなんてまったくの邪道です。つけるのはTOEIC対策本とかDUOとかの参考書とかだけでいいです。

3、つまんない、もしくは難しい本に出会ったら、さっさと次の本にいく

色んなジャンルの本を読んだ方が、単語力も豊富になっていいですよ。というのが正論ですが、正論は概して役に立ちません。面白いなと思える好きなジャンルの本だけでいいと思います。
つまんなかったら、戸棚に戻してください。でも捨てないで持っておくと、近い将来、不思議なことにまた読みたくなります。人の興味は移り変わるので、移り変わった時に読めばいいと思います。たぶんその時は、英語のレベルも上がっているので楽に読めることと思います。

技術的なこと

気合では、どうにもならない部分の多読読書テクニックです。

1、登場人物リストを作る

日本語の翻訳小説、ハヤカワ文庫なんかのミステリーや光文社の古典には表紙の裏に出てくる人の登場人物一覧がよくついてますが、洋書やGRにはあまりそれが見当たりません。それどころか、もう知っているでしょ?という感じで、初登場にもかかわらず性格描写を飛ばして、いきなり知らない人が何か動き出したりします。

さらに、なじみのない英語の名前(読み方もわからないこと多数で)もう、とにかく登場人物の名前が覚えにくいのが洋書の問題の一つです。さらに、同一人物でも、同じ呼び名でなくて、ファーストネームやあだ名や省略で呼び変えたり、皮肉で言ったり、とにかく同じ単語を使い続けるのを嫌う言語なののでついて行くのが大変です。

もし、もー誰かわからない!と思ったら、余白に登場人物の名前と相関関係を書いてしまっていいと思います。予断ですが、ドフトエフスキーの「悪霊」は日本語で読みましたが、わからなくなって登場人物の相関図を追加で書きました。わけわからなくなったので・・。こういう名前を覚えるのは日本語も英語もあまり関係ないのかもしれません。

2、人称や場面の切り替わりに注意する

だいたい読みやすい本の、人称は彼、彼女の3人称か「I」1人称で1冊固定されていますが、時々それが飛ぶときがあります。著者の声とか、語りが変わったりとか。これ一体ダレのセリフ?なんてのがしばしば。特にお茶会とかディナーなどのパーティーシーンで誰が誰に言ってんの?という感じで大混乱をきたす場合があります。

もしあれだったら、セリフの後ろに書き込んでやってくれてもいいです、jonathan said to Julian.とかを。あとは場面転換ですが、難しいのが時勢の変化ですね、過去のことか、たった今の話しか、ごっちゃになり、章がかわる時に語り手が変更している場合があります。なので章の頭では、特に誰が語っているのかと動詞の形を意識して読みましょう。

3、特定の名詞は調べたほうが面白い。

多読で辞書を使うのは厳禁ですが、パソコンとiphoneのおかげで、出てくる名詞がどういうものかを、簡単に「画像で」調べることが可能になりました。1800年代のcabの形状とか知りたくないですか?salt taffyという飴の形とか知りたくないですか?私は知りたいです。

こういう知識があると、より英語洋書を読む世界が楽しくなります。分からない単語の意味は飛ばして読むのが原則ですが、後で名詞を調べるのは別の話だと思います。読み終えた後で、その単語をまだ覚えていて気になったら、調べるのが楽しいです。こういう単語の覚え方をすると、本当に必要な英語の世界の知識が身についてきます。

以上、6点ほど挙げてみました。他にも細かく気にしていることは色々ありますが、だいたいこんな風に考えています。ノー根性ということで、工夫して自分が読みたいように読むというのが正解だと思います。

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