英語学習につまった時にやったこと
英語をやり直し始めた学習初期は、本屋で参考書を買いあさり、Graded readersなどの多読本を読みまくって、今度こそ英語を使えるようになるぞと強く心に誓っても。必ず息切れするポイントがやってきます。もともとコツコツできる自分なりの方法を知っている人であれば、そんなことはないのでしょうが(コツコツできるなら英語を既にマスターしてるだろうなぁ)、熱しやすく冷めやすい、私のようなタイプ、世の中の大方の人はたぶん、かならずどこかで行き詰るでしょう。
残念ながら、それ、誰にでも起こりえる避けがたい出来事です。常に全力疾走というのはやはり無理なものですから。というわけで、私にも当然それが起こりえました。というかしょっちゅう起こりました。ただ、それを予め予測していれば対処が違ってきます。
今までの経験からいくと、挫折の危険性が高いのは風邪をひいたり、仕事が多忙になったりするときです。なんとかそれまでに築いた習慣が、止むを得なく実行できなくなった後で、言い訳につかって習慣を元に戻せず挫折します。何度このパターンで、諦めたことか。というわけで、今回はそれを意識してちゃんと予防線を張っていました。
黙って停滞を受け入れる
一番重要なのは、これでしょう。スランプが来たら、ああスランプが来たなと黙って受け入れて、じたばたしませんでした。モチベーションが下がり、今やっていることの効果を疑い始め、不安になって学習は停滞しましたが、そういうもんでした。良くいうようにその時は試されていると思って、黙って受け入れましょう。今回、わたしは素直に英語以外の別のことをやってました。休憩です。リフレッシュさせて、何日かすれば停滞は過ぎ去ります。
頑張りすぎない、全力で勉強しない
調子の良いときにこそ、これを意識してました。明日がないみたいな勉強はしないということです。小説を書いている人が、書くのをやめるタイミングを坂道の途中で車を止めるということに例えてました。キリの良いところまで書くのではなく、中途半端なところで止めて、続きは明日のお楽しみにするというやり方です。小説だけでなく、英語学習にも有効な考えです。特に英会話なんかに参加した後では、やる気がぐんと上がりますが、復習なんかはすぐやらずに、明日にまわしたりしていました。それから、本も、文章の途中でも平気でストップ。いい加減学習推奨です。とにかく無理をするのは禁物です。
レベルが高いと感じた教材は即座に放り出す
せっかく買ったからという言葉を、禁句にしてました。自分に合わない教材であれば、即座に放り出してました。あと面白くないものも即座にやめました。覚えているのはシェイクスピアのあらすじ本を、4つぐらい読んで、あっさり放棄。面白くないなと感じてしまったので。もう読みません。
誰か仲間を見つける
ライバルや仲間がいれば、抑止になりえます。ジョギングなどもそうですが、一緒にやる仲間がいれば楽にモチベーションがあがります。
近くの整骨院さんなんかでおすすめしていたのは、待ち合わせ作戦というもので、ジョギングの約束を時間指定で行います。行かないということを相手に連絡するのがおっくうなので、待ち合わせ場所にとりあえず行けてしまうというものです。
私はlang-8と英語をやっている友人にちょくちょく合っていました。ちなみに、今、また停滞というか、あんまり勉強していませんが、またやり出すときに備えて、英会話にだけ参加するようしました。会話やろうかなと。
必ずできるという自分への信頼
英語を話す人は、母語として世界人口の4.68%で約4億程度、第二言語として約6億人ぐらい、外国語としては10億人以上。この三者の合計で約20億いるとのことらしいです。数字はいろんな説がありますが、ともかく、この数字が意味するのは、英語に別に特別な才能はいらないということです。やればできるものであれば、やればできます。全く英語力が伸びている気がせず、自分にはできないかもと思うときもありましたが、右肩あがりに伸びないだけです。英語力も階段上に伸びますねやっぱり。自分だけできななんてありえません。
何をやってても勉強になっているという思考
習うより慣れろといことで、なんでもいいから英語にふれます。それこそ缶詰の成分表の英語表記みたいなのでも身につきます。参考書や多読だけじゃありません。
虹の向こうををみないこと、計画・結果なんて気にしない
最後は、これです。計画通りいかなくても、気にしない。英語がまだうまく使えないのに、使えるようになった時のことも、気にしないということです。結果を気にしなくなれば、力が沸いて来て、自分は、まだまだだーなんて思って落ち込むことを防げます。今やってることに力を注ぎましょう。自分の目標がありそうな方向だけちょっと気にしていれば、あとは万事楽しく適当でいいと思います。
だいたい私はこういう感じでやってきて、今もやっています。