受けてみますか?TOEIC

国際コミュニケーション英語能力テスト「Test of English for International Communication」略してTOEICですが、わたしも何度か受けています。再勉強しはじめてからは、1回だけですが、学生時代の10年ぐらい前に2回受けているので、実質、テストを受けたのは合計3回です。

再勉強を開始するときに、TOEICは無視することに決めていました。理由は単純で、洋書を読むための勉強と相容れない部分が大きそうだったというのが理由です。ビジネス用の単語を覚えることや細かい文法の規則を細かく勉強したくなかったというのがあります。

といっても完璧に無視するのは至難の業で、本屋の参考書の棚や誰かが書いた英語のサイトを見るたびに、TOEIC何点達成!!みたいなことが書いてあるので、んーと思いながら。ちょっと迷っていました。

やっぱり無視してきたとはいえ、自分が何点とれるかというのは気になるところではあります。日本の会社だと、転職や就職や昇進にかかわってきますから、ここはわたしも1回ぐらいはいいだろうと、受けてみました。ちなみに、学生の頃に受けた点数は確か600点前後だったと記憶しています。リスニングがからっきしダメだったような覚えがありました。

少し対策をして、当日の、会場に向かいます。会場だったのは某大学の校舎で、もう何年かぶりに大学の空気にふれました。大学が会場ということで、一緒にテストを受ける人はほとんどが若い学生ばかり、わたしのように一人で受けに来ている社会人やリタイヤした年配の人も、ちらほらいました。私の番号が書いてる周りの机はなぜか、欠席が多く空いてしまっているみたいで、わりと快適に受験できました。部屋の音声も問題なく聞こえていましたが、1回だけ、試験管が教室のスクリーンのボタンを押してしまったみたいで、天井からスクリーンが降りてきたりしました(笑 が、そのほかは問題なしです。

おかげで、ちょっと集中切れましたけど、何点とってやる!みたいなのはないので、別に何とも思いませんでしたが、あれ、怒る人たぶんいるよなと思いました。

で、ここでも、書きましたが、結果は800点でした。感想は、なんというか微妙な得点だと感じました。TOEIC受けるまでの間、数日は結構真剣に英語を学んでいたので、800点という点数に納得できなかったことと、不真面目だったわりには、結構とれるもんなんだという感想の両極端な感情です。最終的には、こんなもんだろうで納得しました。その時の洋書を読める力を考えると、それほど読めているわけではないと考えたため、まっとうな得点と思えたからです。
自分の実力どおりの点が出るというは正しいのかもしれません。(わたしは英会話はうまく話せませんが、それはTOEICの問題ではありません。TOEICは話すスキルは計れませんから)

ちなみにTOEICスコアのガイドラインはこんな感じです。

ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手がNon-Nativeに特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。

レベル TOEICスコア 評価 ガイドライン
A 860点〜 Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
B 730点〜855点 どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。
C 470点〜725点 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。
D 220点〜465点 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。
E 〜215点 コミュニケーションができるまでに至っていない。 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。

一応、800点だと、どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。ということらしいです。素地を備えているっていうニュアンスに、ダメな感じが僅かに漂っていますね。素地はあるけど実際は?のような・・。

で、最近は洋書の帯にTOEIC何点とか書いてあったりして、スコアは洋書を選ぶ際の基準のひとつになります。もし受ける方はその点を基準に自分の選ぶ洋書を再検討できると思います。

ちなみに、実際に勉強すればするほど、TOEICの得点の先にあるものがどんどん見えてきますので軽い絶望感を覚えます。加えて、TOEICで高得点を取るには英語力プラス対策が必要だなと思えたので、そこに時間をかけるのが惜しいので、今のところ受けるつもりはありません。

ですが、洋書を読んできて、ある程度TOEIC得点が取れるというのは正しかったです。

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