読むのに英会話や正しい発音なんて必要なんですか?

英会話や正しい発音

英語の洋書読みにとって、英会話や発音というものは、天敵といえるものです。

そもそも英語が出来るという一般的な意味合いは、本が読めることではなく基本的に英語で外国人とコミニケーションがとれるということ、つまり英会話ができることになるので、英会話を軽視しがちな英語読みにとっては、耳が痛い話です。経験上、相当読めるような人であっても、会話の練習をしていない人は道で外国人に出会って道を聞かれた場合、ジェスチャーで右に左にと投げやりに指示するだけに終始しがちです。

かくいう、私もあまり話せない一人で、とりあえず旅行で困らないだけの会話文を覚えてお茶をにごしてはいます。英会話は今でも不得手です。さらに正しい発音が自分で出来ているかというと一抹の不安があります。もちろん何が正しい発音か(アメリカ・イギリス英語のなまりなど)はそれぞれという話もありますが。

実際のところ、英語の本を読むときに、正しい発音や英会話ができなくても全く困ってはいません。

英会話はリスニングの力と瞬間的に英作文が頭でできる能力が高いことにあります。これは実際に声に出したり、英語で話をする経験を体に溜めることで身につけられるものです。この能力を高めるには環境整備が不可欠なので、日本にいて日本語を話す人だらけの中ではなかなか身につきません。週に1,2回の英会話でも無理でしょう。

もちろん英会話ができるに越したことはありませんが、洋書読めるようになってからでもいいのでは?というのが私の考えかたです。仕事で使わない人にとって、英会話ってのは、やらされる勉強ですから、やりたくなければやらなくて良いと思います。ちなみに、やらなくても洋書が読める事は、保証できます。だから安心してください。

そうはいっても、最初に会話や発音を少し学んでおくと、後でお得な点もありました。実際、私は初期の段階で会話のトレーニングを行っています。(英語耳という教材と瞬間英作文をやりました)英会話がある程度把握できたり、正しい発音がわかることで、読みにも大きくプラスに作用します。プラスの利点はだいたいこのような感じです。

1、映画やテレビ(副音声)の英語を聞き取れて、会話の言い回しを覚えられる。

これは、リスニングの話にもかかわりますが、映画を見たときに耳に入ってくる言葉を覚えてしまうことが多々あります。字幕なしで映画っというのも英語勉強者の目標とする原点ではあると思うのですが、これは楽しいです。

例えば、アメリカのドラマで「brothers&Sisters」というのがありました。アメリカのファミリーを描いたもので、地味ながら非常に面白いドラマでした。
長女サラ役のレイチェル・グリフィスと次女のキャリスタ・フロックハートが話しているところで「manfast」という言葉が出てきました。これはどうも「男断ち」のことを意味しています。「fast」っていうのは断つという意味があり「breakfast」は、断っている(夜食べていない)のを壊す。つまり朝食べるということになります。こういう聞きなれない、面白い言い回しを、ドラマなどえ、耳から得られて覚えられることが、ばかにならないと思います。

2、文面の会話からどこの人かわかるようになる。

イギリス人とアメリカ人の英語は、だいぶ違います。

発音でだいたいどこの国の人かが、わかるようになりますが、それは文章でも同じことです。この言い回しはイギリスの人だ、などがわかります。もちろん読んでいくことでもそれは分かってくるようになりますが、もっと早い段階でわかるようになりました。そのことは英語の多読において、本を選択するときに参考になります。イギリス英語で書かれてあるか、アメリカ英語なのか得意な方を選択できます。

3、小説の中の名文を朗読するときに。韻をふんでるのがわかる。かっこいい

洋書好きにとっては、これが一番嬉しいことです。英語というのは音がリズミカルなのが特徴的で、ひじょうに面白い言語です。日本語でもそうですが、リズムというのは小説にとって非常に重要です。詩はもちろんのこと、アメリカで朗読会が多いのは聞いていて、言葉を聞いていて気持ちいいからなのだと思います。好きな文章を正確に発音できるというのは楽しいものです。

4、単語を覚えるのに貢献する。

1と重なりますが、日常で単語を覚えるのに役に立ちます。電車などで外国人が立ち話をしているのを聴いて覚えたりできます。意外に日本でも日常で英語が聞こえたりするものです。ただの雑音だったものが、英語という具体的なものにかわり聞き逃さなくなります。耳ダンボ。

そういうわけで、英会話・発音の勉強に対してモチベーションを持っていたので、最初に取り組みました。

英会話と発音の教材

英語耳

参考書はいろいろありましたが英語耳を選択しました。英語耳はアルファベットの発音を発生することで矯正していく本です。
発音する時の口や舌の位置を図解付きで教えてくれます。日本語を話す時には絶対にならない口の動きをマスターできます。練習用CDがついていてやり易いです。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
松澤喜好
アスキー・メディアワークス
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瞬間英作文 どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

英語が出来る人(会話できる人)に聞いたら、瞬間英作文は正しいやりかただと思うといっていました。日本語をぱっとみて瞬間的に英語に置き換える練習です。どんどんとスラスラの2冊やりました。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
森沢 洋介
ベレ出版
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スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング

スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング
森沢洋介
ベレ出版
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英会話なるほどフレーズ100

英会話のフレーズを知らなさ過ぎたので、これをやりました。簡単なフレーズが100個あります。なかなかどうして覚えるのは簡単でありません。

かけた期間は3ヶ月程度、ipodに入れて通勤時、歩いているときに聞いて、口に出すという限定の勉強です。人と話ていないのがシャイな僕のポイントです。

それ以来、※会話の練習はいっこうにやっていませんが、時々ふいに口から出てくる事があります。これをやったおかげで、小説の書かれている言葉が、時に立体的に、セリフ部分がいきいきと感じられることがあります。私が特によかったと思うのは、3の「名文を朗読するときに。韻をふんでるのがわかる」です。美しく書かれた英語の文章を実際に、ネイティブのように口に出してみると、体中に喜びが走ります。遠回りかもしれませんが、やってみても損はないと思います。

※態度を改めて今は、近所の英会話レッスンに行っています。2015年1月

最近話題の教材です。スコット先生に教えてもらってもいいかも知れません。


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