L.A. Movie マクミランリーダーズ level6 レビュー

お薦め度:★★★★☆
● レベル6 upper
● 128ページ
● 総語数26,176語
● 難易度目安:単語数は2200語 TOEIC 700点~800点 英検準1級以上

私立探偵レニー・サミュエルの活躍を描いたサスペンスストーリー。私立探偵レニー・サミュエルものはこのマクミランリーダーズから4冊でており、他には「L.A. Winner」というLevelなどがありますが、これが多読本で一番上のレベルです。レベル6になって、レニー男前っぷりと活躍の場もぐっと広がっています。根城のロサンゼルスだけではなく、ハリウッドの撮影所からブエノスアイレス、イスタンブールへと移動していきます。

話は路上で売り出し中の女優のゲイル・レインとたまたま路上で事故にあうことから始まります。その時は、一緒に搭乗していた男の介抱や男の部屋での謎の襲撃に巻き込まれ、ゲイルと話もできないぐらいでしたが、後日、知り合いのリクを通して映画スタジオとゲイル・レインへ届いた匿名の脅迫から守る仕事を請け負います。脅迫は今撮影中のDeath behind the doorを中止しなければゲイル・レインの命を奪うというものでした。レニーは早速、スタジオへ潜入しますが、早速ゲインの替え玉に事故が発生します。一度目の警告として。。犯人は誰で狙いはいったい・。という感じの話です。

ロサンゼルスで私立探偵と言えば、フィリップマーロウがすぐに思い起こされますが、レニーもなかなか負けてはいません。マーロウは基本的にへらず口と度胸で勝負しているんですが、レニーはなかなか腕が立ちます。格闘ありカーチェイスありの見所満載で、一昔前の007のようなノリで話がどんどん進んでいきます。もちろん誰が犯人なのかはなかなか予想がつきません。登場人物も多く、主要キャラで10名はいます。果たして本当の黒幕は誰なのか、考えながら読んでいましたが、私は見事に外れました。一番犯人ぽくないやつが犯人というお決まりを忘れてはいけません。英語も時折マーロウばりの洒落たセリフなんかも出てきて、読んでいてにやりとすることもありまったく苦になりませんでした。レベル6ってこんな程度だったっけという感じです。お話もきちっと終わって大満足。もともとハードボイルドものは大好物ですので、自分に合った内容だと英語力も上がるのかもしれません。ちなみに、CD付きもついているので、リスニングもできます。
かなり面白かったので、お勧め度は★4つです。

>> マクミランリーダーズ レベル6

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>